仕事内容と一生懸命取り組んでいることは?
お客様への提案用図面から、基本設計、実施設計、確認申請、工事監理と案件の設計担当者として、企画から引渡しまでの全ての設計監理業務に携わらせて頂いています。当然、責任もありますし、時間に追われることもありますが、お客様と何度も打合わせを重ねて作り上げた図面を基に、実際に形として出来上がった建物を見ると、それまでの苦労を忘れるくらいの達成感と充実感を得ることが出来ます。
お客様に設計者としての考えを伝えるために、プレゼンや図面を充実させることは勿論ですが、意図をしっかりと伝えるコミュニケーション能力も設計者として大事な要素の一つだと考えています。積極的にお客様にお会いし、どう話せば伝わるか、どういった順序で説明すれば分かり易いかということを課題にし、日々の業務に取り組んでいます。
驚きや感動といった仕事でのエピソードは?
入社当初、それまでお客様へプレゼンを行う経験があまりなかった私は、独り善がりに資料を読み上げるだけというプレゼンを行ってしまいました。同席していた上司が私に代わって再度プレゼンを行って下さったお陰で事なきを得ましたが、その時の上司からのお叱り「いい加減な準備でプレゼンに臨むということは、お客様の弊社に対する信頼を裏切る行為だ」という言葉は今も深く胸に刻まれています。
竣工まで何回もお客様と打合せを重ね、工事担当者と連携を取りながら創り上げた建物には特別な想いがあります。お客様から「良い物が出来たね。」というお声を頂いたときは、この仕事をやっていて本当に良かったと思う瞬間でもあり、それと同時に次はもっと良い物を建てたいという欲求に駆られます。これが設計の魅力でもあり醍醐味でもあると思います。